今年の芸能ニュースは、「薬物」の話題が多かった。
元タレントの田代まさしさんが12月13日、「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)にゲスト出演して、薬物依存について語ったのだが、その内容が衝撃的だった。
薬物依存のきかっけはテレビのADだった
田代まさしさんが薬物に手を出したのは、人気タレントとしてテレビに連日出演していたころ。
売れっ子だったのだが、その分ストレスも蓄積していたようで、テレビのADから覚醒剤を渡される。
すぐやめられる、そう思って手を染めた。
初めて薬を使ったときの感想をこう語る。
「もうスーパーマンになったような感じだった」
途中から薬のために仕事をしている状態になったという。
「使っているときは、申し訳ないけど、薬やめろよっていわれても、俺にとって覚醒剤は「白い恋人」だったわけ。恋人の悪口言われると頭くるでしょ。それと同じようなことが起きるのよ。なんで俺の恋人の悪口言ってるんだよって。こんなに俺を解放させてくれてるのにって」
握手会イベントで薬を渡される
最初に逮捕されて3年半服役して、それから2年半は薬物を絶っていた。
だが、ある握手会イベントで、参加者から覚醒剤のパケを渡されて、再び薬物依存になってしまう。電話番号も入っていて、上客としてカモにされてしまった。
薬物依存は病気である
薬物に手を出すか、出さないか。
これは、本人の意志で判断できる。もちろん別のことで精神的に追い詰められて、手を出さざるを得ない人もいるかもしれないが、それでも本人が選択しているとは言える。
だが薬物を使った途端、本人の意志は消えさる。依存症は意志だけで脱却できるものではない。
薬物依存は、「病気」だ。
病気にかかったとき、1人では治すことはできない。だから周りの手を借りるべき。
全文は以下から。
【全文書き起こし】田代まさしさんが語る、薬物依存症の実態と必要な支援とは?【音声配信】|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~