たかゆうの読書日記

本が好きです。読んだ本を中心に、映画・マンガ・テレビなどについても言及できればと思います。

イスラエル・パレスチナ問題を理解するのにおすすめの本7冊

イスラエル、パレスチナに世界の注目が集まっています。

2023年10月7日、ハマスがイスラエルに大規模攻撃を仕掛けました。イスラエルは報復として、パレスチナ自治区ガザ地区への侵攻を行っています。

なぜここまで凄惨な争いが続くのか…。

イスラエル・パレスチナ問題を理解するためにおすすめ本を紹介していきます。

イスラエル・パレスチナ問題 まずはこの本から!

『まんが パレスチナ問題』

わかりやすい入門書としては、断トツでこの本がおすすめです。マンガとテキストで、イスラエル・パレスチナ問題を解説。

ユダヤ人の少年ニッシム、パレスチナ人の少年アリのやり取りによって、双方の見え方を感じさせてくれます。

『続 まんが パレスチナ問題』

『まんが パレスチナ問題』の続編で、その後を描きます。アラブの春やイスラム国にも触れていて、中東でなにが起こっているのか知ることができます。

ユダヤ人の少年ニッシム、パレスチナ人の少年アリが登場して、さらにここ最近の情勢がわかります。

『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』

なぜイスラエルの問題はここまでやっかいなのか?その本質をしっかり見据えるために、かなり突っ込んだ歴史を描いていきます。

イスラエルの歴史をしっかり学びたいなら、おすすめしたい本。読みやすさもあります!

イスラエル・パレスチナ問題 さらに深く知るために!

『パレスチナ特別増補版』

これはぜひ読んでほしい。パレスチナの現地取材をマンガで見せていくので、臨場感がすごいんですね。

著者のジョー・サッコは、ヨルダン川西岸地区やガザ地区で2ヵ月を過ごしたんですね。拷問を受けたパレスチナ人や、観光気分で街を歩くイスラエル人、さまざまな取材の現場を垣間見ることができます。

『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』

いま起きていることはなにか?

憎しみの連鎖ではなく、イスラエルによる一方的なジェノサイドにすぎないと指摘します。それはイスラエル建国までさかのぼれば明確というのです。

イスラエルはもとから植民地国家だということ、これまでも戦争犯罪、国際法違反をやっているということ。

世界の二枚舌という側面が見えてきて、正義はどこにあるのか、ゾッとしてきます…。講義がベースになっているため、読みやすくわかりやすいので、ぜひ読んでおいてほしい1冊です。

『物語 イスラエルの歴史』

物語シリーズ。イスラエルの古代から現代までを通史で学べます。中級以上の知識を得ることができます。

『中東問題再考』

中東問題についてまとめている1冊。スタンスとしてはパレスチナ寄りな日本報道を批判していて、もっとフラットに中東問題を見ていかないといけないと主張しています。

パレスチナ=ハマスではない。ハマスは武力でパレスチナを実効支配しているだけ。ハマスの目的は、イスラエル殲滅。

ほかにもアフガニスタン報道やイランの現実、イスラム国について、解説しています。

歴史を知る大切さ

いまのニュースだけを見ていると、わからないことが、歴史をたどることで見えてくるものがあります。今回、おすすめした本を手にとってみてほしいと思います。