【ネタバレ SHOGUN 将軍】真田広之主演ドラマ、続編はある?配信は?(全話あらすじ感想)

ドラマ『SHOGUN 将軍』は、戦国スペクタクルドラマシリーズです。

『トップガン マーヴェリック』の原案者が製作総指揮、真田広之がプロデュース・主演を務めました。

第76回エミー賞では、ドラマ『SHOGUN 将軍』が作品賞・主演男優賞など最多18冠を達成しました。

ドラマ『SHOGUN 将軍』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます!

ディズニープラスにて独占配信。

『SHOGUN 将軍』おもしろい?感想

『SHOGUN 将軍』は、日本の戦国時代を舞台にしたドラマになります。

徳川家康をモデルにした虎永(真田広之)と、石田三成をモデルにした石堂(平岳大)との対立が描かれます。

太閤亡きあと、五大老で諸国を治める体制になり、虎永が排除されそうになります。そこにイギリスから異国人が虎永の領地へ。戦になるか、虎永は追い詰められていきます。

とにかく重厚な世界観で、どちらかというと権力闘争がメインになります。それぞれの思惑が錯綜するなかで、じっくり見たくなるドラマに仕上がっています。

『SHOGUN 将軍』日本人スタッフが多数

『トップガン マーヴェリック』の原案者が製作総指揮、真田広之がプロデュース・主演。

カナダバンクーバーで、セットを作って1年撮影されて制作されました。こだわったのは、オーセンティシティ(本物であること)。日本人専門家が多数参加しています。

日本文化を知るために、900ページのマニュアル本が制作されたそうです。

真田広之は映画『ラストサムライ』でハリウッドへ本格的に参入。『SHOGUN 将軍』は20年間の集大成であり自分にとっては大きな第一歩と話しています。

『SHOGUN 将軍』原作はある?

『SHOGUN 将軍』の原作は、1975年に刊行された小説になります。アメリカの小説家ジェームズ・クラベルが、作者になります。

『SHOGUN 将軍』は、1980年にも一度、ドラマ化されています。三船敏郎、島田陽子らが出演して、日本ブームが起こりました。

『SHOGUN 将軍』ネタバレ解説

『SHOGUN 将軍』について各話ネタバレで解説していきます!

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1話ネタバレ「按針」

1600年の日本、太閤が亡くなり、五大老が諸国を治める中、吉井虎永(真田広之)は関東地方を支配していました。

虎永は太閤の子供を守ることを誓っていましたが、石堂和成(平岳大)の策略により、「領土拡大や人質の取り扱い」を理由に糾弾され、身動きが取れない状態に陥ります。

そんな折、イギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャービス)が網代の漁村に漂着し、領主の樫木央海(金井浩人)と武将の樫木藪重(浅野忠信)によって捕虜とされます。

2話ネタバレ「二人の主君に仕えて」

ブラックソーンは、英語を話せる戸田鞠子(アンナ・サワイ)の通訳で虎永と対面します。窮地に立つ虎永は、この“按針”と呼ばれるようになったイギリス人が会合を分裂させ、自分に生き残るチャンスを与えると感じていました。五大老の中の2人は、キリシタンでありカトリック教徒だったからです。

一方、宣教師たちは、按針がカトリック信者に脅威を与えることを懸念していました。按針は虎永に、カトリック諸国がアジアを植民地化しようとしていると伝え、虎永はポルトガル船の出港を禁じます。

夜、暗殺者が襲撃しますが、暗殺は未遂に終わります。標的は按針でした。

3話ネタバレ「明日は明日」

按針と寝床を交換し暗殺を防いだ虎永は、樫木との同盟を確認し、彼に危険な任務を託します。虎永の正室・桐の方(洞口依子)を安全な領地へ連れていくことを命じます。

一方で、按針を伊豆へ向かわせようと計画しますが、宿敵の石堂が部下を護衛に強制します。

そんな中、虎永は奥方たちの出立に紛れ、密かに大阪を脱出します。この脱出は成功し、道中で地上や海上での戦いが繰り広げられましたが、按針の知恵と技術で切り抜けました。これにより、虎永と按針の信頼関係はさらに深まりました。

4話ネタバレ「八重垣」

虎永たちは危機を乗り越え、藪重の領地である網代の漁村に戻りました。按針は虎永から「旗本」の位を授かり、虎永の親友・戸田広松(西岡徳馬)の孫娘である宇佐見藤(穂志もえか)を正室に迎えます。

さらに虎永は、按針に西洋式の砲術を兵に教えるよう命じ、網代を離れました。按針は砲術のデモを行い、その威力に藪重たちは驚きます。

按針と鞠子は会話を交わすごとに心が近づき、2人は一夜を過ごすことになります。

ある日、大坂城への出頭を命じる五大老の使者が現れます。藪重は得意の二枚舌で、窮地を切り抜けます。

しかし、虎永の息子・長門が石堂の使者たちを大砲で惨殺してしまうのです…。

5話ネタバレ「父の怒り」

虎永の息子・長門(倉悠貴)の大砲攻撃で、石堂配下の根原烝善(ノブヤ・シマモト)が暗殺され、網代は混乱します。江戸に戻った虎永の傍らには、戦死したはずの文太郎(阿部進之介)がいました。

烝善の死を知り、長門の独断を厳しく諌めます。大老職を辞した虎永は、石堂たちに対抗するため兵を集めますが、予期せぬ危機に襲われます。大地震が起き、虎永は按針に助け出されました。

太閤の側室・落葉の方(二階堂ふみ)が大坂城に戻り、石堂にある依頼をします。

6話ネタバレ「うたかたの女たち」

落葉の方と、通訳を務める鞠子は、幼い頃から共に遊んでいた仲でした。

22年前の安土城で、黒田信久の娘・瑠璃姫(後の落葉の方)と明智仁斎の娘・鞠子は姉妹のように育ちました。鞠子が広勝に嫁いだ後、黒田は明智に討たれ、瑠璃姫は太閤の側室となります。

現在、大阪城で落葉の方は石堂に「父を殺した黒幕は虎永」と告げ、処罰を求めます。

一方、虎永は按針に大砲隊の指揮と遊郭での任務を与え、彼と鞠子の関係を正そうとしますが、石堂の弾劾計画を知り、大阪城への攻撃「紅天」を決意します。

7話ネタバレ「線香一本の時」

虎永の異母弟・佐伯信辰(奥野瑛太)が現れます。虎永は遊女・菊を彼にあてがいます。その見返りとして遊郭の女主人は虎永との面会を申し出ます。

その夜、兄弟は仲間と酒を飲み、佐伯は若き日の虎永について語り、共に戦うことを誓います。しかし、佐伯は裏で石堂と手を組んでおり、虎永に代わり大老の座に就いていました。

石堂は虎永の降伏と息子・長門の切腹を要求し、虎永は信じていた弟に裏切られ窮地に陥ります。

8話ネタバレ「奈落の底」

石堂に追い詰められた虎永は降伏を宣言し、暴走した息子・長門は返り討ちに遭い命を落とします。江戸に戻る虎永は、喪に服しながら生気を失っていました。

一方、大坂では石堂が落葉の方に縁組を申し出ますが、太閤の未亡人・大蓉院(AKO)は尼僧となり「石堂とは結ばれてはならない」と言い残し、息を引き取ります。

降伏を決意した虎永は家臣たちに署名を求めますが、親友である広松はそれを拒否。「死ぬがよい」と言われた広松は、信念を宿し最期を迎えようとしていました。

9話ネタバレ「紅天」

広松の切腹の背後には驚くべき事実が隠されていました。また、鞠子がキリシタンになった経緯も明らかになります。大坂に到着した藪重は、按針を貢物として石堂に差し出します。

鞠子は幼少期を共に過ごした落葉の方と再会し、「虎永は1カ月後に大坂に来るが、その前に正室・桐の方と静の方を江戸に連れ戻す」と石堂に宣言します。

石堂は虎永の家族を人質にしていましたが、鞠子は命を懸けて彼女たちを救い出そうとします。

しかし、出発直前に、藪重が陰で動き、彼女たちの行く手を阻む者が現れます。

10話ネタバレ「明日は明日」

襲撃によって大坂は混乱に包まれますが、五大老は江戸にいる虎永を攻めることを決断します。按針は藪重とともに虎永の領地・網代に戻りますが、藪重は謀反の疑いで拘束され、切腹を命じられます。

按針は自分の船が壊されていることを知り、犯人を探そうとしますが、虎永に止められます。

藪重の切腹の日、介錯を任された虎永は、長年秘めていた計画の正体を静かに語り出します。それは誰もが驚く衝撃の真実と、未来に向けた壮大な策でした。

『SHOGUN 将軍』登場人物

  • 吉井虎永:真田広之
  • ジョン・ブラックソーン/按針:コズモ・ジャーヴィス
  • 戸田鞠子:アンナ・サワイ
  • 樫木藪重:浅野忠信
  • 樫木央海:金井浩人
  • 石堂和成:平岳大
  • 宇佐見藤:穂志もえか
  • 戸田広松:西岡德馬
  • 戸田文太郎:阿部進之介
  • 村次:竹嶋康成
  • 吉井長門:倉悠貴
  • 落葉の方:二階堂ふみ

『SHOGUN 将軍』スタッフ

  • エグゼクティブ・プロデューサー:ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベル、エドワード・L・マクドネル、マイケル・デ・ルーカ
  • プロデューサー:真田広之
  • 制作:FXプロダクション

『SHOGUN 将軍』続編は?

『SHOGUN 将軍』は続編があるのでしょうか?

『SHOGUN 将軍』はシーズン2&3の制作決定しています。エミー賞を席巻するなど、話題性が十分です。

season2は、2024年夏から脚本作業開始とアナウンスされていて、2025年に撮影、2026年に放送の可能性が高そうです。

『SHOGUN 将軍』最終話では、関ヶ原の戦いがチラ見せされました。

season2で関ヶ原の戦いを、壮大なスケールで描いてほしい。そう期待してしまいます。

さらにseason3で、大阪の陣もいけるはず。

日本の戦国ブームを一過性で終わらせないためにも、ぜひ期待したいところです。

『SHOGUN 将軍』エミー賞 受賞結果

米国テレビ芸術科学アカデミーが主催している第76回エミー賞では、『SHOGUN 将軍』が席巻しました。

『SHOGUN 将軍』エミー賞 受賞

『SHOGUN 将軍』は18部門でエミー賞を受賞しました。

  1. 作品賞
  2. 主演男優賞:真田広之
  3. 主演女優賞:アンナ・サワイ
  4. ゲスト男優賞:ネスター・カルポネル
  5. 監督賞:フレッド・トーイ監督
  6. 撮影賞:第9話「紅天」 サム・マカーディ
  7. 編集賞:マリア・ゴンザレス、三宅愛架 他
  8. キャスティング賞:ローラ・シル、川村恵 他
  9. プロダクションデザイン賞:ヘレン・ジャービス 他
  10. 音響編集賞:ブライアン・アームストロング、山内あや子 他
  11. 音響賞:スティーブン・ペターソン、赤工隆 他
  12. 視覚効果賞:マイケル・クリエット 他
  13. スタント・パフォーマンス賞:南博男、帯金伸行 他
  14. メインタイトルデザイン賞:ナディア・ツオ 他
  15. メイクアップ賞 歴史劇&ファンタジー部門:レベッカ・リー 他
  16. プロステティック メイクアップ賞:トビー・リンダラ 他
  17. 衣装デザイン賞:カルロス・ロサリオ、田中謙一 他
  18. ヘアースタイリング賞:サンナ・セッパネン 他