【アンチヒーロー】真犯人は?続編はある?裏話まとめ

ドラマ『アンチヒーロー』、最終回を迎えましたが、おもしろすぎました。巧妙に練られた脚本で、1話から最後まで魅せられました。

ただ『アンチヒーロー』での糸井一家事件の真犯人がだれなのか、ほかにも残された謎があるのでそのあたりをまとめていき、続編があるのかも考察していきたいと思います!

『アンチヒーロー』最終回は、2024年6月16日(日)よる9時放送。

『アンチヒーロー』最終話あらすじ

明墨(長谷川博己)と伊達原(野村萬斎)の法廷シーンでの対決が繰り広げられます。12年前の事件、志水(緒形直人)の冤罪は証明されるのか…。正義とは何か?アンチヒーローの結末は?すべての真相が明かされる!!

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『アンチヒーロー』真犯人は?

『アンチヒーロー』で軸となっていたのが、糸井一家殺人事件です。2012年3月5日、千葉県で起こった毒殺事件。死亡した前日の夜、客が招かれて食事会が催されていたことがわかっています。

最終回でも真犯人がだれかにはフォーカスが当たりませんでした。ただし飯田和孝プロデューサーによると、真犯人の設定はあって「犯人はまだのうのうと生きている」という発言があり、真犯人は存在することがわかります。

最終回放送直後に公開されたプロデューサー、監督、長谷川博己の座談会でも、真犯人にフォーカスするか議論があったことが明かされています。しかし物語上、真犯人は主題ではないため、最終回では触れなことに。今後のさらなる展開があるなら、真犯人に迫る展開があってもいいという話もありました。

『アンチヒーロー』続編は?

『アンチヒーロー』の続編は、かなり可能性が高そうです。糸井一家殺人事件を追って10話かけて、きれいにまとまっているので、続編は難しいかと思っていたのですが、まだまだ描きたい要素があると、飯田和孝プロデューサーが話しています。

真犯人に迫る展開はありつつ、そもそも明墨は真の目的を果たしていないというのです。志水を無罪にすることは大きな悲願だったわけですが、もっと大きなことを明墨は指命として考えているのは、ドラマからも伝わってきます。

主演の長谷川博己も「ものすごく果てしないスケールの大きい目的があると思いながら演技している」「終わった感じがない」と話していました。

明墨でもあっても、コントロールできない展開を、ぜひ見たいところです。視聴率も高い推移を見せていたので、さらなる続編ドラマあるいは映画で、企画を具体化していくでしょう。

『アンチヒーロー』明墨のキャラクターはどう生まれた?

明墨ははじめは乱暴な口調だったそうです。長谷川博己からの「僕と合いますかね。敬語を使うほうがいいかも」という提言もあり、調整が行われました。マンガ『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造のイメージもあったとか。

長谷川博己は、重いテーマだけにライトになるように明墨の動きを提案したそうです。 ハリネズミとかサングラスかけるとか、やわらかみを動作で見せていきたいと。明墨の一挙手一投足が魅力的だったので、かなり効果的だったと思います。

『アンチヒーロー』企画は4年前から

『アンチヒーロー』のそもそもの企画は、4年前からなんですね。はじめは、緋山を無罪にするのは同じで、その後に赤峰は意識が飛んで起きたら、手に包丁を持って隣には緋山の死体があったという設定だったそうです。スパイは青山で、糸井一家事件の犯人は緋山という内容になっていて、それはそれで見てみたい気がしました。

2023年3月15日に企画書を長谷川博己に提示、7月に脚本家交えて会って、さらに10月に監督交えて会って、徐々に具体化していきました。2024年1月に、顔合わせと読み合わせが行われて、制作がスタートしました。

『アンチヒーロー』色のついた名前の秘密

『アンチヒーロー』は放送中から、登場人物の名前の色に注目されていて、さまざまな考察が飛び交っていました。最終的に、緑川や白木も味方になって、その点はわかりやすい仕掛けだったとも言えます。

2020年の企画段階から登場人物の名前には色がついていて、明墨が真っ先に決まったそうです。赤峰、紫ノ宮、白木がいて、緑川は白石だったのが「白」がかぶると変更。緋山は「檜山」だったのを、色を入れるために変更されました。

『アンチヒーロー』脚本の作り方は?

『アンチヒーロー』がすばらしいのは練り込まれた脚本。1話完結かと思いきや、すべての事件が一つの目的でつながっていたことが明かされます。このゾクゾク感たるやなかったです。プロデューサーの飯田和孝が、脚本作りについて明かしています。

  • 脚本は、4人の脚本家と共に作っている
  • 最初に70ページほどの全話のアウトラインを作る
  • そこから脚本に起こした
  • 1、2話を全員で練りこむ
  • 3、4、5話は担当制に
  • そこから全員でまた練りこむ
  • 1人がセリフの統一感を加えて行く

また、最終話まで脚本作って、また1話に戻ってセリフを追加したりしているそうです。何度も見返したくなるのですが、それもまた納得の作り込みですね。

『アンチヒーロー』の世界はこれからも続く!?

『アンチヒーロー』はしっかり制作に時間をかけたことがわかりますし、脚本がチーム制だったのも、これからのドラマづくりに影響を与えるのではないでしょうか。

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