【アンチヒーロー】最終回ネタバレ!完全決着…最後の仲間は?(あらすじ)

ドラマ『アンチヒーロー』は、正義とはなにかを問うリーガルサスペンスドラマ!

『アンチヒーロー』が最終話を迎えました。怒涛の展開…。

『アンチヒーロー』について、ネタバレであらすじを解説していきます。2024年6月16日(日)よる9時放送。

『アンチヒーロー』最終話あらすじ

明墨(長谷川博己)を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる。

担当検事は伊達原(野村萬斎)。法廷で因縁の対決が繰り広げられる。12年前の事件、志水(緒形直人)の冤罪は証明されるのか…。

正義とは何か?アンチヒーローの結末は? すべての真相が明かされる!!

引用:『アンチヒーロー』公式サイト

『アンチヒーロー』最終話ネタバレ

なにを言いたんですか?

牢屋にいる明墨(長谷川博己)に、伊達原(野村萬斎)がイスに座って、田舎から出てきて検察の競争を勝ち抜いてきたと語り始めます。明墨が「なにを言いたんですか?」といぶかしむと、伊達原は「私はね、権力を憎んでいる、理不尽を憎んでいる、悪を憎んでいる」と声を荒げます。

明墨は「ご自分の罪にはずいぶんと甘いんですね。ご都合主義の歪んだ正義感ほど、この世を腐らせるものはない」と断言します。

伊達原は「私に言わせると、君の方こそ歪んでいる」として、明墨の自分の家族だけ助かればいいのかという問いについてこう返答します。

「鬼ヶ島に乗り込んだ桃太郎は、鬼にも子どもがいると考えたでしょーか?」

さらに伊達原は続けます。

「ある行為が正義になるか悪になるかは見え方次第。法律は見え方のために利用すべきもの」

新証拠とは?

緋山(岩田剛典)は逮捕され、明墨は黙秘していました。赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)は、荷物をまとめていた白木(大島優子)に会います。白木は「単純に目が覚めたってだけ」と告げます。

第一回公判がはじまります。緑川(木村佳乃)が、緋山(岩田剛典)の罪を問い、明墨に指示をされたことがわかります。

明墨はすべて事実だと話し、12年前の糸井一家殺人事件について言及。「志水(緒形直人)さんの冤罪を晴らします」と宣言します。

そして12年前の事件について、新証拠が出たと言い、次の公判で提出すると言います。

偽造書類だ!

明墨らは、新証拠として毒物の書類を提出します。糸井一家殺人事件は、タリウムだと言われていましたが、ボツリヌストキシンが原因だと突きつけました。

伊達原は白木から毒物の話が新証拠だとつかんでいたため余裕の表情。ボツリヌストキシンは致死量の100分の1以下で、捜査状には、記載がなかっただけと話ます。

伊達原は偽造書類だと声を荒げます。

「断言します。ねつ造しない限り存在するはずがない!」

明墨は「では、なぜ存在するはずがない書類をあんなに必死に探したんですか?」と尋ねます。ここ最近、伊達原が科捜研の資料室に入り込んだと。

困惑する伊達原に、明墨は「映像があります」と言うのです。

よ〜くご覧ください

映像には、伊達原が資料室に入っている場面が映っていました。

「よ〜〜〜〜〜〜くご覧ください」

宛名には平塚とあり、なかには鑑定書がありました。明墨は続けます。

「そっくりではないですか。この書類に」 「あなたはこの書類を持ち出したのに、なぜこの書類が存在するはずがないと断言したんでしょうか?」

伊達原は弁明し、どうやって原本を入手したのか困惑します。

明墨は「警察内部の人間とか、もしくは検察官とか…」と伊達原の後ろを見ます。

緑川がニンマリと笑いながら「不正の可能性があるなら身内ならなおさら。検察の恥ですから。ちなみに検事総長も了承済です」と立ち上がります。緑川の目には涙がたまっていました。

伊達原を法廷におびき出す

公判の3日前、白木と緑川が事務所にきていました。緑川、明墨、桃瀬礼子(吹石一恵)は同期でした。

緑川は東京地検へ。「礼子の思いは必ず果たす」と告げると、明墨は「オレは検事を辞める。内部から探っても潰されるだけだ」と話します。明墨は外から、緑川は中から、探ることになったのです。

そこで明墨と緑川は密かに連携をはかったものの、明墨は最後の一手に。

明墨は「頼みたいことがある。君にしかできない。これを伊達原に渡してほしい」と、白木に緋山の上着を渡しました。

「伊達原を法廷におびき出す」

明墨は自ら逮捕されることもすべて折り込み済だったのです。

平塚が善意で残した改ざんの情報があると知った伊達原。明墨は「この行為があなたが改ざんした、なによりの証拠」とこの事実を持って、再審を行うつもりだと宣言します。

緑川は「検察庁の責任をもってその真偽を明らかにいたします」と告げるのです。

人は弱い

瀬古(神野三鈴)も記者会見を開き、真実を明らかにしてほしいと伝えます。「人は弱い。だからこそ人を裁くことのあやすさが司法にはつきまとう」。慎重に再調査を行ってほしいと。そして世論が大きく動きました。

法廷では、倉田功(藤木直人)が証言。伊達原は動画を見たときに動揺していて、志水が本当に犯人だと信じていたと。「いきすぎた正義感が暴走した」と話します。

明墨VS伊達原

明墨自身の罪をざんげすると、伊達原は「たわごとだよ、バカバカしい。競い合い、奪い合うもの」「志水は横領の犯罪者だぞ」「一度でも脱落した者にチャンスは与えられない。それが真理だ。現実なんだよ」とうそぶきます。

明墨はこう返します。

「この世の中はちっとも公平ではない。こんな不平等な世の中で、人は人を裁き罰を与える。二度と立ち上がることができないくらいの罰を。本当に恐ろしいことですがこれが現実です。だって人は人を裁くことが快感ですからね

さらに明墨が「法律とは何なんでしょう?黒にも限りない白が存在しているのではないか」と言うと、伊達原は「ブラボー!傑作だね。法を犯してきた君が…」と近づてきます。

明墨は伊達原を見ながら言います。

「共に地獄に落ちましょう」

それぞれの決着

緋山は逮捕前に、明墨と会っていました。「オレ感謝しています。犯罪者なのに人助けができて」と話す緋山に、明墨は「人を助けたからといって、あなたの罪が軽くなることはありません」と言います。

「目を背けず向き合い続けることが、あなたに残された使命です。必ず生きてください」

緋山は独房で被害者遺族に手紙を書いていることがわかります。

倉田は、娘の紫ノ宮からの弁護を断ります。「息子に守られる父親なんかカッコ悪いだろ」。紫ノ宮は「わかった。でもまた来るから、父さん」と涙ぐみます。

桃瀬の墓の前には、緑川が。「私たち、がんばったよね」と言うと、桃瀬が答えたかのようにふわっと風が吹きました。

そして、志水が釈放されて、娘の紗耶(近藤 華)と会うことに。「パパおかえりなさい」「ただいま」と、2人は抱き合うのです。

アンチヒーローとは?

赤峰は「再審はここからだが必ず無罪を勝ち取ります」と話しています。そして「ずっと気になっていたことがあります。なぜ僕を事務所に入れてくたんですか?」と、明墨に尋ねます。

明墨は、はじめて君を見たときに決めたことを伝えます。桃瀬の「司法の信頼と誇りを取り戻せますように」という言葉とリンクしたのです。

「真実と向き合うものとそこから背けるものがいる。君は見込んだとおりだった」「君を部下に持てたことを誇りに思う」

そして赤峰はあの裁判から「法律とはいったい何なのか?」と考えたいたと話し出します。

「いまは知っています。罪を償ったからといって許してくれるほど世の中は甘くない。公平でもない。そんな不条理と戦うためにアンチヒーローが必要なのかもしれません」

赤峰は「だから今度は僕があなたを無罪にして差し上げます」と言うと、明墨はニヤリと笑うのです。

明墨が法廷にいる場面。

「それではもう一度お聞きします ここからはよ〜く考えてお答えください あなたは本当に人を殺したのですか?」

『アンチヒーロー』最終話 感想

怒涛の展開に、圧倒されました。1話から最終話まで、ムダがない張り巡らされた脚本で没頭できました。登場人物みんな必要ないキャラがいないんですよね。

そして法とはなにか?正義とはなにか?といった根源の問いもあって、見ているこちらも考えさせられるんですよね。冤罪が他人事ではない。SNSの誹謗中傷だって同じこと。

視聴者からも「本当に涙が止まらない最終回だった..」「明日から絶対ロス」「最後まで心を揺さぶられるドラマだった」といった声があがっています。

糸井一家事件の犯人は明かされないままなのと、キャラクターが立っているので、なんらかの続編はありそうです!

『アンチヒーロー』最終話 明墨名セリフ

  • 「共に地獄に落ちましょう」
  • 「だって人は人を裁くことが快感ですからね」
  • 「よ〜〜〜〜〜〜くご覧ください」
  • 「伊達原を法廷におびき出す」
  • 「君は見込んだとおりだった」
  • 「ご都合主義の歪んだ正義感ほど、この世を腐らせるものはない」

『アンチヒーロー』最終話登場人物

  • 明墨正樹(長谷川博己):弁護士。過去に検事だったことがある
  • 赤峰柊斗(北村匠海):弁護士
  • 紫ノ宮飛鳥(堀田真由):弁護士
  • 白木凛(大島優子):パラリーガル
  • 青山憲治(林泰文):パラリーガル
  • 志水裕策(緒形直人):獄中の男
  • 紗耶(近藤 華):志水の娘
  • 緋山啓太(岩田剛典):ある事件の容疑者
  • 緑川歩佳(木村佳乃):東京地方検察庁の検察官
  • 伊達原泰輔(野村萬斎):東京地方検察庁のトップ検事正
  • 桃瀬礼子(吹石一恵):弁護士

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