『あの子の子ども』最終回は?涙の結末…ネタバレ全話あらすじ!原作マンガから考察

ドラマ『あの子の子ども』は、予期せぬ妊娠に直面した高校生カップルの物語を描いた作品です。主演は桜田ひよりと細田佳央太が務めています。

ドラマ『あの子の子ども』についてあらすじ・ネタバレで解説していきます!

カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜よる11時放送。

『あの子の子ども』あらすじ

高校生の川上福(桜田ひより)と月島宝(細田佳央太)のカップルが避妊に失敗し、予期せぬ妊娠に直面するところから始まります。まだ大人ではない二人が、この現実に悩み、葛藤しながらも必死に考え、行動する姿が描かれます。

蒼井まもるによる同名漫画が原作で、2021年から『別冊フレンド』で連載が始まり、若者の予期せぬ妊娠をリアルに描いた内容が話題を呼びました。脚本は蛭田直美が担当しており、彼女は「しずかちゃんとパパ」や「舟を編む」など、話題作を手がけてきました。

『あの子の子ども』ネタバレ解説

『あの子の子ども』を各話ネタバレ解説していきます。

ネタバレ1話

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川上福(桜田ひより)と月島宝(細田佳央太)は、花火大会に行くと嘘をついて初めての性行為を経験しました。その後も関係を続けていましたが、ある日コンドームが破れていることに気づき、妊娠を防ぐためアフターピルの処方を考えます。

ネットで調べると、アフターピルは72時間以内に服用する必要があることがわかりました。宝は陸上の地区予選よりも福との件を優先すると言いますが、福は「妊娠確率は排卵日でも18%」と言い、一人で病院に行くと主張します。

福は病院に親や学校へ連絡が行き、宝と会えなくなることを心配していました。宝は「大丈夫。会えるよ」と励まします。 翌日、福は病院に向かいますが、母親の話を思い出して一度退出します。しかし、宝からの電話をきっかけに再度病院に戻ろうとしますが、すでに診療時間が終了していました。

ネタバレ2話

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福は病院に行けなかったことを宝に打ち明けられず、不安な日々を送っていました。母親は娘の様子の変化に気づき、特別な唐揚げを作って「大丈夫?」と声をかけますが、詳しく問いただすことはしませんでした。福は本当のことを言えず、平気だと笑顔で答えます。学校でも、矢沢(茅島みずき)が福の様子がおかしいことに気づき、心配そうに見つめていました。

そんな中、福はトイレで生理が始まったことに気づき、安堵の涙を流します。すぐに宝に「生理が来た」とメッセージを送ります。久しぶりに会った二人は、笑顔で再会し、もう心配事はなかったかのように安心しました。

ネタバレ3話

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福と宝は安心し、親友の矢沢(茅島みずき)にも一連の出来事を報告しました。しかし、学校で福に吐き気が起こり、保健室を訪れます。そこで保健の先生から、生理以外でも出血することがあると聞かされます。

不安になった福はネットで調べ、妊娠中にも不正出血が起こり得ることを知り、動揺します。急いで妊娠検査薬を購入した福は、一人でファミレスに向かいます。トイレで検査を行うと、陽性の結果が出て、大きな衝撃を受けるのでした。

ネタバレ4話

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夕方、部活帰りの宝を公園で待っていた福は、まだ自分の身に起きたことを信じられずにいました。もしも時間を戻せたら。福は激しい自己嫌悪に陥ってしまいます。

宝は、これから性行為をすることはやめようと、責任が持てないことになるし、どう考えても福に負担ができると伝えます。負担は半分にできないと現実を知ったのです。福は妊娠していることを告げると、宝は「だいじょうぶだから」と言います。福は「だいじょうぶじゃない!」と泣き叫び、その場を去ります…。

ネタバレ5話

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福(桜田ひより)は学校に行くふりをして、クリニックへ1人で向かい、検査をしてもらいました。医師の野田由紀(板谷由夏)は、妊娠していると診断します。

初期中絶は、6週後までしかできません。福は「いつから命ですか?もう命ですか?」と尋ねます。避妊具やアフターピルを考えていた福に、野田は「完璧です、川上さん」と励まします。

福を探していた宝(細田佳央太)は、1冊の覚悟が詰まったノートを見せます。中絶するケースだけではなく、そこには出産するケースが記されていました。「何も心配はいらない。福の不安をつぶしていくから」。

福はエコー写真を取り出すと「もう心臓、うごいていて…」。福と宝は、泣きながら抱きしめ合います。

ネタバレ6話

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宝(細田佳央太)と福(桜田ひより)は、それぞれの親に妊娠を伝えることを約束します。宝は、車道を指さして、陸上でのいちばん怖いのスタート前だと言います。スタートの音が聞こえたらあとは走るだけ。福が「走れるかな?」と言うと、宝は「走れるよ。最後までいっしょに」と抱きしめます。

福が家に帰ると、母の晴美(石田ひかり)が待っていました。

福は親に「妊娠した」と告げます。そして宝は親に「妊娠させた」と告げました。

ネタバレ7話

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川上福(桜田ひより)は、妊娠したのを母の晴美(石田ひかり)に伝えます。晴美は一瞬、泣きそうな顔をして、「話してくれてありがとうね」と言います。すると晴美は、「手術のことお母さんから説明聞きたいし。心配しなくていいからね」と、温かい飲み物を用意してくれました。

宝(細田佳央太)は、妊娠させたことを母の直実(美村里江)に伝えます。直実は鬼の形相でタクシーを呼び、川上家へ向かいました。宝の母・直実は「うちのバカ息子が大切なお嬢さんに申し訳ありません」と、手術費用を全額負担すると話します。

直実が去ったあと、宝が家にやってきました。

ネタバレ8話

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福(桜田ひより)と宝(細田佳央太)、すぐに中絶すべきだという直実(美村里江)と、2人に寄り添う晴美(石田ひかり)の話し合いは、平行線をたどります。

福の父・慶(野間口徹)が海外赴任で留守なこともあって、日をあらためることになりました。翌日、福の妊娠は兄・幸(野村康太)も知ることになります。

その日の放課後、福に電話がかかってくるのですが、それは宝の母・直実からでした。

福はひとりで月島家を訪れます。直実は「中絶してほしい」と、頭を下げます。そして直実は自らも中絶した過去を打ち明けます。大学2年生のころ、相手も大学生で出産を望んでくれていました。しかし、直実はどうしても母親になる覚悟ができずに、子どもを堕ろして彼とは別れたと言います。

直実「あなたにも宝にも自分のためだけに生きてほしい。豊かな人生を歩んでほしい。親になるのはそれからで…それからがいい」

福は大切な話をしてくれたことに感謝して、これからも相談に乗ってほしいとお願いします。

ネタバレ9話

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福(桜田ひより)は、直実(美村里江)の思いを知って、宝(細田佳央太)と会います。翌日、福の父親・慶(野間口徹)が緊急帰国。福が帰宅すると、慶が待っていました。そこには、晴美(石田ひかり)から連絡を受けた宝の姿もありました。

慶は「産みなさい」と言ってくれたものの、養子縁組で産まれる子は、福の弟か妹として育てると告げます。そして、宝は娘と別れてもらうと。

そんな慶に、晴美は「別れましょう」と離婚を提案。福と宝は、2人で育てると伝えると、慶は「だったら出ていきなさい。3人だけで生きてみろ!」と激昂します。「どうせ逃げる」という慶に対して、直実は「宝は逃げません!」と怒鳴ります。

ネタバレ10話

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福(桜田ひより)は、父・慶(野間口徹)に「2人で頑張りたい」「けど私たちまだまだ足りないと思うから助けてください」とお願いするが、慶は食卓を立ち去ってしまいます。

福は、母・晴美(石田ひかり)に自分たちを信じてくれるのか、その理由を尋ねます。晴美は飛び降りようとしたことがあり、そこで「唐揚げ食べませんか」と声をかけたのが、慶でした。晴美は福に「元気で生きてて」「それがどんなに大変か知っているから」と伝えます。

宝(細田佳央太)は母・直実(美村里江)に伝えます。

「オレの小さいころの夢は箱根駅伝じゃない。母さんを喜ばせることだよ。もう一つできて、福と子どもを幸せにすること。母さん思ってよ」

ネタバレ11話

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福(桜田ひより)は、担任の沖田(橋本淳)に妊娠したことを伝えます。福の「このままここで高校を卒業したい」という思いに、沖田は「頑張ったんだな」と涙を流します。生活指導の山田(松角洋平)は、猛反対。「お前の存在がだれかを地獄に落とすかもしれない」と指摘します。

宝(細田佳央太)は、陸上部に退部届を出すと、隼人(前田旺志郎)から、その理由を問い詰められました。宝は、「全国出れたら、もっと来年もって思っちゃうから」と、誰にも言えない本音を隼人に打ち明けます。

学校では、福の妊娠がSNSで拡散されていました…。

ネタバレ最終話

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福(桜田ひより)の妊娠がクラス中に知れ渡りました。親友の矢沢(茅島みずき)にも目をそらされ、メッセージをブロックされました。

慶(野間口徹)が、再び家族を集めました。宝(細田佳央太)には、認知して同居することを提案します。孫は楽しみだと言いながら順番が逆なんだと、慶は泣き崩れます。

福は病院にきて「私、産みたいです」と告げます。「ありがとう、あのときの私。私から逃げないでくれて」

福は転校をすることに。沖田(橋本淳)は生徒に「担任のだれかに嫌われても、自分にだけは嫌われるなよ」と忠告します。

福が教室へ。「これが私の正解だったって思えるようにがんばるから。時々、あの子の子ども元気かなって思ってもらえたら、うれしいです」

矢沢が追いかけて、歌で送り出します。クラスメイトたちが集まって、合唱がはじまりました。

福「正解になるまで、私は私を精一杯がんばろうと思います」

『あの子の子ども』登場人物

  • 川上福(桜田ひより):主人公の女子高校生
  • 月島宝(細田佳央太):福の恋人で、子どもの父親
  • 川上夏美(茅島みずき):福の同級生
  • 飯田智宏(河野純喜 JO1):福の同級生

『あの子の子ども』スタッフ・主題歌

  • 原作:「あの子の子ども」蒼井まもる
  • 脚本:蛭田直美
  • 主題歌:THE BEAT GARDEN「わたし」
  • 監督:アベラヒデノブ、山浦未陽、松浦健志

『あの子の子ども』原作マンガの内容は?

ドラマ『あの子の子ども』の原作は、同名のマンガ作品になります。マンガは全8巻。女子高生の妊娠というテーマを真正面から描く、新たな少女漫画。

『あの子の子ども』最終回ネタバレ!原作マンガから考察

ドラマ『あの子の子ども』の最終回はどうなるのか?原作マンガから考察します。

ネタバレ①子どもを産む?産まない?

福は妊娠がわかって1人で悩んでいましたが、宝に伝えます。宝は動揺するものの、出産や堕胎について調べて、ノートに書き記します。最終的には、マンガ版では子どもを産むことを決断しているため、ドラマでも同じ展開になることは間違いないでしょう。

ネタバレ②親は反対する?反対しない?

マンガ版では、宝と福で、親の反応は違いました。宝の母親は猛反対で、福の母親に謝罪します。福の母親は、2人がこれからを考えて決断して、そのあとに親が2人を支援すべきという考えでした。

口論が続く状況で、福は「産みたい…」と口にします。2人の親は、出産することを同意するのです。

ネタバレ③学校はどうする?

福は、妊娠していることが高校にわかったことで、通信制高校へ転校することになります。宝も、学校をやめて働くことを考えますが、高校に通い続けることにして卒業します。

ネタバレ④子育てはどうする?

福の家族が子育てをサポートしながら、2人は結婚をします。新しい家族のカタチを模索していきます。

『あの子の子ども』丁寧な演出に胸が打たれる…

1話ごとにスポットを当てるテーマがあって、演出もていねいです。宝と福の心情がしっかりと描かれることで、高校生の妊娠というシビアな状況をリアルに感じることができます。

最終回、2人はどうなるのか?見守っていきたいと思います!