ほんとにあった怖い話 25周年SP!全話ネタバレ解説、ゾクッとする傑作ぞろい(あらすじ感想)

『ほんとにあった怖い話』は、フジテレビの夏の人気ドラマ! 25周年スペシャルで、香取慎吾の出演などがあり、かなり気合いの入った内容になっていました。

ドラマ『ほんとにあった怖い話』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます!

フジテレビ系で2024年8月17日土曜よる9時放送。

『ほんとにあった怖い話』シリーズとは?

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『ほんとにあった怖い話』は、今年で25周年という人気シリーズです。

実際にあった怖い話をドラマ化する形式になっています。稲垣吾郎が“ほん怖クラブ”リーダーとして就任しています。

『ほんとにあった怖い話』各話ネタバレ

『ほんとにあった怖い話』の各話をネタバレでまとめていきます。

『共作結界』坂口憲二

  • 脚本:三宅隆太、穂科エミ
  • 演出:森脇智延
  • 出演:坂口憲二、門脇 麦

木下政志(坂口憲二)は、クライアント先に向かう途中で激しい腹痛に襲われ、総合病院に運ばれます。その病院は、昼間でも暗く、不気味な雰囲気がありました。

木下は、謎の女性(門脇麦)と遭遇します。女性は「見つかった。あんた見つかっちゃったよ」と言って、じっと見つめます。木下が振り返ると、女性はいませんでした。

翌日、木下が院内を歩いていると、絡みつくような視線を感じます。謎の女性でした。職場の部下・三島がやってくると、「ここは噂だらけの幽霊病院だ」と言われます。

木下が謎の女性が廊下から近づいてきます。入院患者の女性もやってきて、謎の女性は「かしこみ、かしこみ申す」と唱えます。

謎の女性は、霊能者で結界を張ってくれたのです。木下は、霊が見える体質があるといいます。

しばらくの間、霊を見なかったものの、ある夜、複数の霊が木下の前に現れました。慌てて逃げ出して、スマホで謎の女性とビデオ通話します。スマホ越しに、謎の女性が呪文を唱えて、扉を叩く音は止みました。

女性が「まずい。大勢でくるわ」というと、呪文を木下に伝えます。木下は呪文を覚えながら、厨房に向かいます。

木下が結界を作ることになり、酒や砂糖を器に盛って、なんとか霊を撃退したのでした…。

後日、謎の女性が、木下に霊能力者になるように誘います。そして結界を取っ払ってしまい、また霊の声が聴こえてきたのでした。

『真夜中のチャイム』山内健司

  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:國武俊文
  • 出演:山内健司(かまいたち)、ふせえり

ある日、実演販売士の宮内志郎(山内)は、引っ越してきたばかりのアパートで包丁の実演販売の練習をしていました。夜、「ピンポーン、ピンポーン」とチャイムが鳴り続けます。ドアスコープに黒い人影が見えて、ドアを開けると、人影が消えていました。

次の日、隣の部屋の向井から、「夜中は外に出ない方がいい」とアドバイスされました。その日の夜もチャイムが鳴り響きます。なにか言っている声が聴こえて、ドアスコープには「たすけて」と血だらけの男がいました。

向井によると、アパートの前で事故が起こって、自分が亡くなっていることに気づいてなくて、助けを求めていたのかもしれないと推測します。

さらにこのアパートはピンポンではなく、ブーといった音でした。

『視える!?』香取慎吾

  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:森脇智延
  • 出演:香取慎吾、豊嶋花

高校教師の磯村武(香取慎吾)は、ちょっと先の未来が視(み)える能力を持っています。

たとえば、ドラマで出演している人物が、劇中ではなく実際に亡くなったことも予知できました。

ある日、教え子の生徒・神保美咲(豊嶋花)に遭遇すると、イヤな未来が見えてしまいました。美咲が、ナイフを持った男性に襲われているのです。

磯村は、必死でその未来を変えようとします。磯村は、美咲と暴漢の間に割って入り、助けることができました。

次の日、磯村は美咲と出会うと、能力のことは内緒と伝えます。

『暗澹(あんたん)の部屋』森七菜

  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:下畠優太
  • 出演:森七菜、山口紗弥加

遠山詩織(森七菜)は、新米キッズシッターとして働き始めたばかり。とある団地に派遣されて、藤川雪乃(山口紗弥加)からせわしなく業務の依頼内容を説明されます。

雪乃の娘・美菜は、ベッドの下に隠れていました。美菜は「お姉ちゃんもどうせ、いなくなっちゃうんでしょ?」と不気味なことを言われてしまいます。

詩織が、部屋を掃除していると、視線を感じました。目を上げると、宙に浮いた状態の赤い服を着た女性がいました。美菜は「お姉ちゃんも、見たの?」とつぶやきます。

また別の日、詩織がやってくると、美菜がベランダから飛び降りそうになっていました。詩織が抱きかかえると、美菜が「だって、おいでって言われたから」とうつろな表情をしていました。

詩織は、前のシッターが亡くなったことを知ります。詩織は、母親の雪乃に尋ねます。あの部屋にだれかがいると。雪乃は仕事で手一杯だと、声を荒げます。詩織はキッズシッターを辞めさせられてしまいます。

1ヶ月後、雪乃から連絡がきます。急な出張で、一晩見てほしいというお願いでした。詩織は美菜を眠らせていると、いつの間にか、ウトウトしていました。

ふっと目を覚ますと、赤い服の女性が、美菜と手をつないで、ベランダへ歩いていました。赤い服の女性に睨まれて、詩織と美菜が飛び降りようとしたとき…。雪乃が助けに入ります。

数ヶ月経ったある日、雪乃が亡くなったという知らせを受けます。あのベランダから。美菜は親戚の家に引き取られることになりました。

『見知らぬ同僚』生見愛瑠

  • 脚本:酒巻浩史
  • 演出:下畠優太
  • 主演:生見愛瑠

とある企業の研究所で、吉永初音(生見愛瑠)は毎日のように夜遅くまで残業していました。

ある日、研究所の廊下の奥に、白衣を着た女性を見かけます。翌日、先輩の研究員に尋ねると、その時間帯は女性は初音ひとりだと言います。

初音が夜に働いていると、どこからともなく「うう…ううう…」と呻き声が聞こえて、謎の女性と目が合ってしまいます。

また別の日、初音が残業をしていると、「うう…ううう…」と声が聞こえて、女性が立っていました。女性が消えると、ある薬品が残されていました。その薬品は、初音が失敗した実験を打ち消す効果がありました。

この実験室では、ミスをしたことで悩んでいた女性がいたらしく、その女性が初音を助けてくれたのかもしれません。

『ほんとにあった怖い話』力作ぞろい

今回は香取慎吾が主演をしたり、力作ぞろいでした! 三宅隆太が4本の脚本を担当しているのも、クオリティが高い理由ですね。ゾクッとさせる演出もありました。