ドラマ『ブラック・ジャック』ネタバレ感想!高橋一生がハマりすぎ(あらすじ)

ドラマ『ブラック・ジャック』は、ダークな医療サスペンスドラマ。手塚治虫原作マンガが、高橋一生主演でドラマ化されました。

ドラマ『ブラック・ジャック』について、あらすじ・ネタバレで解説しています!

テレビ朝日系列で2024年6月30日(日)よる9時放送。

『ブラック・ジャック』あらすじ

天才外科医ブラック・ジャックは、神業といえる手術の腕を持っていながら、法外な医療費を要求します。冷酷に見えるものの、患者の状況に心を痛めるやさしさも持っている人物。そんなブラック・ジャックに奇妙な依頼が飛び込んできます。

手塚治虫の名作医療漫画『ブラック・ジャック』が、24年ぶりにドラマ化! 豪華キャスト・スタッフが集結しました。

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『ブラック・ジャック』登場人物・キャスト

  • ブラック・ジャック(高橋一生):天才外科医
  • キリコ(石橋静河):ブラック・ジャックの宿命のライバル
  • ピノコ(永尾柚乃):ブラック・ジャックの助手
  • 長谷川啓介(井之脇海):研修医
  • 六実えみ子(松本まりか):獅子面病に冒された患者
  • 六実明夫(宇野祥平):えみ子の夫
  • 古川正文(奥田瑛二):法務大臣

『ブラック・ジャック』スタッフ・主題歌

  • 主題歌:竹原ピストル『一夜』
  • 原作:手塚治虫『ブラック・ジャック』
  • 脚本:森下佳子
  • 音楽:大間々昂
  • 監督:城定秀夫
  • ビジュアルコンセプト・人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
  • 造形・特殊メイク:松岡象一郎
  • ゼネラルプロデューサー:横地 郁英(テレビ朝日)

『ブラック・ジャック』原作は?

マンガの神様・手塚治虫の代表作が原作になります。『ブラック・ジャック』1巻のエピソードをもとに、ドラマとしては複数エピソードが展開されます。

『ブラック・ジャック』ネタバレ解説

大臣の息子編

天才外科医のブラック・ジャック(高橋一生)に、ある依頼が舞い込みます。法務大臣の古川正文(奥田瑛二)からで、息子の古川駿斗が旅行中に危険ドラッグ運転で事故を起こしていたのです。駿斗は、あらゆる臓器が損傷していました。

「息子さんの命はおいくらですか?」

ブラック・ジャックは大臣に尋ねます。そして極秘手術を行います。

服役中の友人編

研修医・長谷川啓介(井之脇海)は、友人・後藤一馬が自殺したと知らされます。後藤は服役中でしたが、長谷川はなにかがおかしいと納得がいきません。

獅子面病編

ブラック・ジャックに、六実明夫(宇野祥平)から依頼がありました。妻・六実えみ子(松本まりか)が、獅子面病になってしまったというのです。しかし2億円という法外な費用に尻込みして、明夫は治療を断念します。

えみ子は安楽死をしようと、キリコ(石橋静河)に連絡を入れます。キリコはブラック・ジャックの宿命のライバルでした…。そこにブラック・ジャックが割り込んで、手術をすべきだと伝えます。

「彼女がいる地獄といない地獄、どっちがいいんだ?」。ブラック・ジャックは駆け込んできた明夫に問います。ブラック・ジャックの超人的な手術で、無事に成功すると、えみ子はかつての美貌を取り戻しました。

ブラック・ジャックは、明夫にあなたの全身の臓器が報酬だから、亡くなるときまで健康を維持してくださいと話します。

決着編

研修医・長谷川はひとつの仮説を、ブラック・ジャックに伝えます。大臣の息子を助けたのではなく、青年を整形して入れ替えていたのではないかと。ブラック・ジャックははぐらかします。

キリコが「医者は神様気取り。それはどこまで許されるのかね」と言うと、ブラック・ジャックは「生きる苦痛を自ら断ち切るのも人間だけだ。それはどこまで許されるのかね」と、それぞれの立場の違いを皮肉ります。

そこにニュース映像が流れ、明夫とえみ子が崩落事故にあったことがわかります。「バカみたい」というキリコに、「黙れ!」とブラック・ジャックは事故現場に向かおうとします。何度でも助けてやると。キリコが「なんのために?」と問うと、ブラック・ジャックは「自分が生きるために」と答えます。ブラック・ジャックは黒いコートを羽織って飛び出します。

『ブラック・ジャック』感想

とにかく高橋一生のブラック・ジャックはハマり役でしたね。岸辺露伴もそうですが、こういう偏屈な天才が似合います。

3つのストーリーが同時に進みながらラストに結論めいた展開になるのは、おもしろい脚本だったかと。ブラック・ジャックの醍醐味である非情な面のなかに、患者を思う気持ちがあるのは、もっと感動させてほしかったですが、ちょっと淡々としていました。

ラストは、ブラック・ジャックの医者としての矜持を感じられましたね。また特番などで、高橋一生ブラック・ジャックは見たいと思わせる内容ではありました。