ドラマ『笑うマトリョーシカ』は、ヒューマン政治サスペンスで、水川あさみ主演作になります。政治家・櫻井翔の闇に迫っていきます。
ドラマ『笑うマトリョーシカ』の最終話について、ネタバレで解説していきます!
TBS系毎週金曜よる10時放送。
『笑うマトリョーシカ』最終話あらすじ
浩子(高岡早紀)は清家(櫻井翔)を操るハヌッセンではなかった。 そしてBG株事件には、前外務大臣の諸橋(矢島健一)だけでなく、総理大臣の羽生(大鷹明良)も関与していた――。
『笑うマトリョーシカ』最終話ネタバレ
すべて道上の言う通り
道上(水川あさみ)は、清家(櫻井翔)から「僕のブレーンになってほしい」という提案を受けます。 清家のハヌッセンを突き止められると考えて、道上はそばにいることにします。
道上が、女性の幹部を50%に引き上げるべき、里親制度にフォーカスを当てるべきという考えを伝えると、清家はそのまま吸収して世間に話します。
清家は、道上に感謝を告げます。
清家「やっと信頼できる同士を見つけた気がします。道上さんがいればなれるかもしれません、この国のトップに」
道上はこのままブレーンでいれば、間違ったとき清家を止められると考えるものの、ジャーナリストとしての立場を思い起こします。
そこで道上はブレーンであることをやめて、総理大臣の羽生(大鷹明良)がBG株事件に関わっていると、記事を出します。
道上は、羽生から呼び出されます。羽生は、清家がすべて事件の裏側を知っていたことを告げます。
見くびるな
道上は清家のもとへ。ハヌッセンは父の和田島だと指摘します。和田島は首相公選制を提案していました。
しかし清家は「父はハヌッセンなんかではありません。僕を理解してくれる同士です」と答えます。
清家「僕はだれにも操られていない。本当の自分がわからない。だからあなたに近づいた。余談を持たず、曇りのない目で、僕を見てくれると思ったから。あなたすら僕を見誤った。そう決めつけた」
清家は、浩子(高岡早紀)や亜里沙、鈴木(玉山鉄二)を切った理由を語ります。
ヒトラーがハヌッセンを切ったときに思ったのは、「見くびるな」という感情。だからこそ、彼らにとって最悪なタイミングで、清家は別れを告げたのです。
清家はヒトラーの孤独を理解することができたと熱く語ります。
清家「彼のしたことは容認することができない。だけど彼が権力を持ったことは問題じゃない。眠っている人たちを叩き起こそうとした。無関心が蔓延しているこの国そのものじゃないですか!」
僕には僕がわからない
道上「マイノリティを持ち上げようとしている理由は?」
清家「わからないからですよ。僕自身、なにがしたくてなにをすべきか。僕には心からやりたいことなどなにもない。
僕は指針がほしい。あなたがブレーンでいてくれたらそれに従うつもりでした。僕には明確な意志などなにもないから」
道上「鈴木さんが本当のあなたを見たことがあると…」
清家「あなたが追いかけてきた清家一郎こそ、はっきりと演じられた清家一郎。
僕には僕がわからない。けどだからといって、見くびられたくないんですよ」
道上「そのためにこの国のトップに立とうと…」
清家「権力は蜜の味がするってことが。ニセモノがここまで出世することは絶対にない。いまの僕は国民の人気も高い。政権は盤石になるでしょう。そのときは僕の力が発揮できると思っています。
…怖いですか?僕のことが」
道上「助けを求めていると感じていた。それは間違っていなかった。あなたも怖いんじゃないですか?自分のことが、わからないことが。清家さん、わたしはあなたを知ろうとすることをあきらめません。それがあなたを救うことになると信じて」
5年後、総理大臣に
そして5年後、清家は内閣総理大臣の座に。
道上は、清家の本を書き、報道を続けるものの、国民は彼を選びました。
清家は過去を回想します。母から友だちづきあいを決められて、「あなたも政治家を目指しなさい」と言われたときに、進むべき道が決定づけられたと。
だけど戻れるなら学生のころに戻りたいと涙を流します。「これが本当の僕なのか」。
そして清家は道上のことを思います。
清家「いつかまたそんな話をあなたとしたい。こんな僕を理解しようと立ち向かってくるのは、あなたしかいないから」
さらに清家は憲法改正が成し遂げます。その記者会見に道上の姿もありました。
道上「私はこれからもあなたを見つめ続ける」
『笑うマトリョーシカ』登場人物
- 道上香苗(水川あさみ):文芸部の記者
- 鈴木俊哉(玉山鉄二):政務秘書官
- 清家一郎(櫻井翔):厚生労働大臣
- 山中尊志(丸山智己):社会部の記者
- 青山直樹(曽田陵介):文芸部の記者
- 旗手健太郎(和田正人):道上の元夫
- 道上兼髙(渡辺いっけい):道上の父
- 道上香織(筒井真理子):道上の母
- 佐々木光一(渡辺大):清家の同級生
- 羽生雅文(大鷹明良):内閣総理大臣
- 諸橋育夫(矢島健一):外務大臣
- 和田島芳孝(加藤雅也):清家の実父、元官房長官
- 謎の女(高岡早紀):正体は不明
■高校時代
- 清家一郎/高校時代(青木柚)
- 鈴木俊哉/高校時代(西山潤)
- 佐々木光一/高校時代(濱尾ノリタカ)