たかゆうの読書日記

本が好きです。読んだ本を中心に、映画・マンガ・テレビなどについても言及できればと思います。

「ブラック・ショーマンシリーズ」どの順番で読むべき?あらすじ紹介

東野圭吾の新たなシリーズとして注目を浴びているのが、「ブラック・ショーマン」シリーズです!

  • 『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』
  • 『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

の2作が刊行されています。

とにかく探偵役のマジシャンのキャラが立っているんですね。犯人を追うために、容疑者も警察も煙に巻く。いやぁ、このキャラクターを堪能するだけでも楽しいんです。

「ブラック・ショーマン」シリーズの魅力やあらすじについて、ネタバレで紹介していきます!

「ブラック・ショーマン」シリーズとは?

探偵役・神尾武史が活躍するシリーズです。

神尾武史は、アメリカでマジシャンとして活躍し、人の心を巧みにあやつっていきます。一見、空気を読めない人物と思われるものの、実は緻密に計算された心理術を操っているんですね。このギャップがいいんです。

真相にたどり着くころには、ブラック・ショーマンの魅力にとりこになっていること間違いなし!

「ブラック・ショーマン」シリーズ 読む順番は?

ブラック・ショーマンシリーズは、これまで2冊になります。

  • 1作目『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』長編(2020年刊行)
  • 2作目『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』短編(2024年刊行)

読む順番としては、やはり『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』からがおすすめです。

ただ、短編集の『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』から読むのもありです。短編からでも入りやすい内容になっています。

しっかり堪能したいなら、1作目『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』から。

試し読みしたいなら、2作目『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』からでもいいでしょう。

『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』あらすじ

名もなき町、どこにでもあるありふれた観光の町で起きた殺人事件。

主人公の神尾真世は、結婚を控えている最中に、ある殺人事件に巻き込まれて、町に舞い戻ることになります。真世は、マジシャンで叔父の神尾武史と共に、真相を明らかにしようと決意します。

この武史は、マジシャンらしからぬワイルドな性格で、口八丁手八丁の詐欺師のような手腕を持っているんですね。彼は証拠を掴むためにさまざまな手段を駆使し、事件の真相を追求していきます、

「俺は自分の手で警察より先に犯人を捕まえたいと思っている」

魅力ある探偵役とともに、意外な真相が明かされていきます!

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『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』あらすじ

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』は、全6編の短編集!それぞれのあらすじをネタバレなしで紹介していきます。

  • 「トラップハンド」ハワイに別荘を持っているという金持ちの男性、玉の輿を狙う女性。あるバーでの2人の会話は意外な展開へ。
  • 「リノベの女」兄は、妹に会うなり「あんたは偽物だ」と言い出す。果たしてウソをついているのはどちらなのか?
  • 「マボロシの女」サックス奏者の恋人が不運な事故で亡くなる…。恋人には多くの謎があった。
  • 「相続人を宿す女」リフォームをやめた老夫婦。いったいなぜ?
  • 「続・リノベの女」認知症を患っている母は、自殺した娘は死んでないと言い出す。ボケているだけと思いきや…。
  • 「査定する女」ここで最初の「トラップハンド」に登場した女性にフォーカスが当たる。さすがの仕掛け。

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「ブラック・ショーマン」シリーズをいまのうちに!

「ブラック・ショーマン」シリーズは、東野圭吾もこの探偵が気に入っていて、今後も続編が描かれる可能性が高そう。さらに、映像化も間違いないでしょう!

いまのうちに、ぜひ「ブラック・ショーマン」の世界を小説で堪能してほしいと思います!