『虎に翼』46話について、ネタバレであらすじを解説していきます。2024年6月3日(月)第10週「女の知恵は鼻の先?」46話。
『虎に翼』46話あらすじ
昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。人事課にいたのは桂場(松山ケンイチ)だった。
引用:『虎に翼』公式サイト
『虎に翼』46話ネタバレ
人事課長は桂場(松山ケンイチ)
1947年3月、寅子(伊藤沙莉)は法曹会館に向かいました。法曹会館には、空襲で被害を受けた司法省の仮庁舎が設置されています。
寅子はある男性に出会います。ライアンと呼ばれている久藤頼安(沢村一樹)でした。久藤は、寅子のことをサディーと呼び始めます。
そして寅子が向かった先には人事課長になった桂場(松山ケンイチ)がいました。
桂場は「なぜだ? なぜ私がきみを採用しなければならないのか、理由を説明したまえ」と寅子に突きつけます。
寅子は、女性は資格をとって弁護士になる道しかなかったけど、日本国憲法によって、私にも裁判官になる資格が備わることになると伝えます。
さらに寅子は「桂場さんが言ってくれましたよね。私は裁判官に向いていると」、桂場は「そのようなことは言っていない」と。寅子は「言っていないかもしれないけど、そのようなことはおっしゃっていただきましたよね」、桂場は「いや断じて言っていない」と返します。
弁護士を断念しているだろう?
そこに久藤がやってきます。桂場は「取込み中だ」と、久藤を邪魔に思います。寅子に名刺を差し出す久藤。下の名前「頼安」を音読みでライアンと呼ばせていることがわかります。久藤は「人手不足の上に、GHQも彼女を見たら喜ぶ」と、桂場に伝えます。GHQは敗戦処理と国家の民主化を進めていたのです。
桂場は「きみは弁護士を一度、断念しているだろう」と言うと、寅子は一家の家計を担うために、裁判官の道へ進みたいと熱意を見せます。桂場は書類に住所を書くように命じます。
寅子が去ると、久藤は「もったいぶっちゃって。ホントは答えわかっているんだろ」と桂場に言うものの「憲法が変わっても現状はなにも変わっていない」と険しい表情になります。「裁判官は司法の砦」だとも。
なんかうさんくさい
寅子が家に帰って人事課長が桂場だと伝えます。母・はるは、頭を抱えます。直明(三山凌輝)が不思議に思っていると、寅子は母が桂場にケンカを売ったことがあると言います。
そのとき久藤が寅子の家にやってきました。久藤は「ご婦人の裁判官を採用することはできない」と言い、その代わりに「明日から僕のもとで働いてもらうことはできないかな」と寅子を誘います。
寅子は「なんかうさんくさい」と思います。久藤は母を見て、「彼女のお姉様かと思った」と伝えるのを見て、寅子は「やっぱりうさんくさい」と思うのです。久藤は「サリー、明日の9時。みなさんもよい夢を」と言いながら帰っていきました。
寝癖が気になる
次の日、寅子は久藤のもとへ。久藤はGHQが喜んでくれたと言いますが、寅子は「婦人が特別扱いされるのは同じだ」と落胆します。
寅子は民法調査局に務めることになります。そこには大学生の同級生・小橋が(名村辰)いました。小橋は法廷劇で寅子と乱痴気騒ぎを起こした相手です。寅子は、小橋が「失礼垂れ流し野郎」だったことを思い出します。寅子は、小橋の寝癖が気になる様子…。
『虎に翼』46話感想
いよいよ寅子が動き出します!なつかしい寅子と桂場のやり取りもよかったですね。そして久藤頼安(沢村一樹)がいいキャラになりそう。ライアンと呼ばれていて、アメリカかぶれ。寅子はうさんくさいと思っているようですが、どういうことになるのやら…。
久しぶりの小橋も登場で、寝癖がフォーカスされるのにニヤリ。つづくより、寝癖が気になる演出もおもしろかったです。
『虎に翼』46話登場人物
- 猪爪寅子(伊藤沙莉)
- 桂場(松山ケンイチ)
- 久藤頼安(沢村一樹)
- 小橋浩之(名村辰)
- 猪爪はる(石田ゆり子)
- 花江(森田望智)
- 直明(三山凌輝)